<< 春ぢゃのおぉぉ <蕗の爐離螢哨奪> | main | 春も終わりぢゃのおぉぉ・追記 <アスパラガス> >>

春ぢゃのおぉぉ・2 <たらの芽の天麩羅>

昔、母の飲み仲間に、道路公団に勤めている人達のグループがあった。
当時彼等はまだ若手だったが、幹部候補生だったので、各高速道路の監督管理を担当する部署に勤めていた。
ある日、その中の一人、建設管理担当の人が「お土産」と言ってたらの芽を持って来てくれた。
その現場では、毎春恒例の行事として「たらの芽パーティー」をするのだそうだが、(山を掻き分けて敷かれる高速道路の建設管理・・・と言っても現場でやる事はほとんどなく、山に入ってたらの芽摘みをしたのだそうだ)みんなで食べても余るほど沢山採れたので、お裾分けがこちらにも回ってきたのだった。

たらの芽と言えばやっぱり天麩羅。
香りを消さないようにと、急遽丸本の太白胡麻油(もちろん白・・・その当時はなかなか手に入らなかったのよ)を買って来て、天麩羅にしていただいた。
現在八百屋などで手に入るたらの芽は、養殖のものばかり。
ほとんど人の入らない自然のままの山から採って来たたらの芽は、本来のままの灰汁っぽい苦味を持ち、芯の方はぽっくりとして美味。
たらの芽が苦味を持っていることを、今、どれだけの人が知っているであろうか。

養殖技術が発達して安定供給が得られる事も、全国に道路網が張り巡らされ便利になることも歓迎するが、そのあり方、やり方が果たして本当に純粋なものなのだろうか。
あの春の滋味溢れる芽を吹いたたらの木は、今はもうないのだ。
| 野菜 | 15:43 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
Comment









Trackback
url: http://manger.tricolore.biz/trackback/83303

11
--
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
--
>>
<<
--
Profile
New entries
Archives
Categories
Recent comment
Recent trackback
Recommend
中国茶入門―香り高き中国茶を愉しむ
中国茶入門―香り高き中国茶を愉しむ (JUGEMレビュー »)
菊地 和男
知人の紹介で何度かご一緒させていただいた菊地さんの中国茶の本です。中国茶好きで彼の名前を聞いたことのない人は少ないでしょう。本書は入門と言うには少し難しいかも知れませんが、さすが写真家でいらっしゃる菊地さんの本、お茶の表現は見事です。また、美しい茶器の数々も見所。先日、お茶を戴いたので、後日報告致しますです<(_ _)>
Recommend
つくって楽しい、食べておいしいお取り寄せ
つくって楽しい、食べておいしいお取り寄せ (JUGEMレビュー »)
冬木 れい
お友達の料理研究家・冬木れいさんの本が出版されました。安心して食卓に出せるおいしいものの数々が顔を揃えています。母と私が推薦したお取り寄せものもご紹介して戴いています。
Recommend
おいしい紅茶の図鑑―茶葉に合った淹れ方、楽しみ方がわかる 茶葉92種類と、ブランド紅茶36
おいしい紅茶の図鑑―茶葉に合った淹れ方、楽しみ方がわかる 茶葉92種類と、ブランド紅茶36 (JUGEMレビュー »)
山田 栄
リーフルダージリンハウスの山田栄さん監修の本。彼女の熱心な研究の成果がここに詰まっています。天然ボケ系の彼女(^^ゞが、よくぞここまで頑張ったといつも感心しております。
Mobile
qrcode
Links
Others
無料ブログ作成サービス JUGEM