
2005.07.16 Saturday
日本古来のまくわうり

ハッピーフィールドの福田さんから、まくわうりを戴いた。
何度もご登場いただいている料理評論家・冬木れいさんのご主人であり、作家でもいらっしゃるO氏が「子供の頃に食べた、あのまくわうりが食べたい!」と
聞くところに拠ると、日本古来からあるまくわうりをお作りになっている方はもうこの方だけになってしまったそうで、折角なので親しい農家に頼んでこの輪を広めようと、種を分けていただけないかとお尋ねすると、もう高齢(80歳)なので、種を取るまでの体力はないとのお返事を戴いたそうだ。
そのおじいさまはまた、もう売り物にしているわけではないので、喜んで食べてくださる方がいるのならそれで満足ということで、お金を取らなかったのだそうだ。
そこで福田さんが考えたのが「まくわうりを残そう」プロジェクト。
この計画は
・瓜を食べた人はちゃんと種を取っておき、乾燥させて福田さんに渡す
・福田さんのおめがねに適った農家にその種を託し、育てる
・来年、できた実をおじいさまにお返しする
というもの。
おじいさまは、今まで作ってきて良かったとその話を大変喜んでくださったそうだ。
完熟するまで、あと1週間〜10日位か。完熟しないといい種は取れない。
いい話なんだけど、責任重大・・・。
やわらかな甘い香りと美しい山吹色のぷっくりした肌あいを楽しみながら、ちと緊張気味の母と私であった。
今時の品種改良して糖度を上げた果物とは違うので、ほんのり甘い、という程度と思っていたら大間違い。しかし、べたべた甘いという感じではなく、さっぱりした喉に残らない(メロン系の甘さって、喉にいがっとした感じ残りません?)気持ちのいい甘さ。
なんか、ほのぼのと懐かしい感じ。
種は一応きれいに取って洗って干しておいたけど・・・。芽が出そうな感じがしなひ・・・(^^;;;
(05/07/26)
